- HP製パソコンの初期化が本当に必要なのかがわかる
- HPのパソコンを初期化する方法がわかる
- HPのパソコンが初期化できない時の対処法がわかる
「パソコンの処理が遅い」「ウイルスに感染したかも…。」という時に初期化をすれば、不具合やトラブルが解決する可能性があります。しかし、初期化ではデータを完全に消去できないので、譲渡(人に譲る)・売却・廃棄を考えている方には、初期化は推奨できません。
今回は、HPのパソコンを初期化したい方に向けて、「初期化の手順」や「初期化した方がいいケース」「初期化をするとどうなるのか」について解説します。
併せて、初期化を実行する前に行うことや、注意点、初期化できない場合の対処法もまとめました。本当に初期化が必要なのかを確認したうえで、手順を見ながら適切な操作を進められるでしょう。
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HPのパソコンを初期化をするとどうなる?
HPのパソコンを初期化すると、購入したときの状態(工場出荷時の状態)に戻ります。
そのため、パソコンに保存していたデータは消え、インストール済みのアプリケーション・ソフトもリセットされます。ネットワークやドライブの設定もすべて消去されるので、初期化後にパソコンを使うなら、アプリケーション・ソフトの再インストールや、各種設定を行わなければなりません。
なお、パソコンの初期化は、データが消えたように見えるだけでツールを使えばすぐに復元可能です。完全にデータを消去するなら、専門業者に依頼をして物理破壊や磁気消去を行う必要があります。
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パソコンを初期化したほうがいいケース
どのようなときにHPのパソコンを初期化した方が良いのでしょうか。「長い時間をかけて初期化したのに不具合やトラブルが解決しなかった」という事態を避けるためにも、初期化が必要な状態について理解を深めておきましょう。
- 記憶媒体の空き容量を増やしたい
- パソコンの動作が遅い・重たい
- PCがよくフリーズする
- ウイルスに感染した可能性が高い
- Windowsの動作が不安定
- パソコンが起動しない
- データを簡単に閲覧されたくない
上記のとおり、パソコンに何らかの不具合やトラブルが生じた際に、初期化の処理を進めると良いでしょう。
ただし、パソコンの動作が重たい・不安定・よくフリーズするなどの症状であれば、初期化以外の方法で解決できる可能性があります。パソコンの初期化は内蔵されたHDDなどに負担がかかる作業であるため、初期化以外の方法で改善できるならそちらを試した方が良いです。
とくにHDDが故障・破損している場合に初期化を行うと、状態を悪化させることにつながるため注意しましょう。
HPのパソコンを初期化する前にやるべき7つのこと
パソコンの初期化処理を行うと、一部のデータが消去されたり、ソフト・ツールなどのアカウント情報が消えたりするため、事前に準備しておくことがいくつかあります。ここでは、下記の7つにわけて、HPのパソコンを初期化する前にやるべきことを解説します。
1. データのバックアップを取る
初期化すると、HPのパソコンに保存していたデータが消えてしまうため、バックアップを取っておきましょう。(※ツールにより復元可能)
バックアップとは、パソコンに保存したデータを外付けハードディスクやUSB、DVDなど別の場所に重複して保存することを指します。2つ以上の場所に同じデータを保存しておけば、初期化によってデータが消去されても、移行先のデータを使って復元できます。
パソコンを使用する限りデータは増え続けるので、過去にバックアップを取っていても、直近で行ってないなら初期化前に実行しておきましょう。
正しいバックアップの取り方がわからない方は、『【HP】必要なデータのバックアップを取る方法』を参考にして操作を進めてみてください。
初期化ではデータを完全に削除できません。復元ツールなどで元に戻すことができるため、廃棄・譲渡の際には、専門業者に依頼しデータを完全に消去する必要があります。
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2. Windows Updateを行う
Windowsのバージョンが古いままで初期化を実行すると、初期化中にエラーが生じることがあります。そのため、最新のバージョンに更新してから、初期化を行うことを推奨します。
なお、Windowsのアップデートは、自動で行われるケースもあれば、手動で実行しなければならない場合もあります。
『初期化後にWindows Updateを実行する』にて具体的な手順を紹介しているので、確認しながら操作を進めてみてください。
3. USBやマウスなどの周辺機器を取り外しておく
パソコンには、マウスやキーボード、外付けHDD、USBなどさまざまな周辺機器が接続されているかと思います。
周辺機器を接続したまま初期化を実行すると、デバイスドライバーに関するトラブルや不具合が起こる可能性があります。初期化が正常に進まないだけではなく、周辺機器やHP本体の故障につながる恐れもあるのです。
そのため、初期化実行前には、周辺機器を可能な限り外しておきましょう。ただし、初期化の操作に必要なマウス・キーボードは接続したままで構いません。「どれが周辺機器にあたるのかわからない」という方は、下記を参考にしてみてください。
周辺機器 | 例 |
---|---|
入力装置 | キーボード、マウス、スキャナー、ヘッドセット、WEBカメラ、ゲームコントローラー、ペンタブレット、マウスパッド、タッチペンなど |
出力装置 | ディスプレイ、プリンター、データプロジェクターなど |
通信機器 | モデム、ルーター、LANボードなど |
補助記憶装置 | ハードディスク(HDD)、DVDドライブ、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、磁気ディスク装置、光ディスク装置など |
4. Microsoftのアカウント情報をメモに残す
「初期化」とは、パソコンを購入時(工場出荷時)の状態に戻す作業のことです。そのため、パソコンを初期化すると、保存したデータはもちろんのこと、インストールしていたソフトやアプリケーション、ネットワークの設定などがすべてリセットされます。(※ツールによって復元可能)
Microsoftが提供するOffice(WordやExcel、Outlookなど)も例外なく、リセットされるため、再インストールが必要です。
初期化前と同じMicrosoftのアカウントを使用する場合は、アカウント情報やパスワードの入力を求められるため、紙やスマホなどPC以外のメモに控えておきましょう。
Officeを再インストールする方法は、Officeアプリを起動すると、使用許諾に関する画面が表示されるので「同意する」ボタンをクリックし、ログイン情報を入力すれば完了です。

(出典:https://www.fmworld.net/)
(出典:https://support.microsoft.com/ja-jp/)
5. ACアダプターに接続する
『USBやマウスなどの周辺機器を取り外しておく』の章にて、周辺機器をすべて取り外すとお伝えしましたが、ACアダプターに関しては接続したまま実行してください。
というのも、初期化は作業が完了するまでに多くの時間がかかってしまいます。作業中にパソコンの電源が切れてしまうと、初期化作業が実行できなくなるほか、内蔵されている機器に負担がかかり、故障につながる恐れがあるのです。
そのため、初期化の作業中に電源が切れることがないように、ノートパソコンとACアダプターをしっかりと接続しておきましょう。たとえ十分に充電をしている状態でも、作業時間が長く続き、途中で電源切れになる可能性はゼロではありません。万が一のことを考えて、給電しながら初期化を開始しましょう。
6. 時間に余裕のある時に行う
パソコンの初期化は、スムーズに進めば1~2時間ほどで完了しますが、不具合などが生じた場合には途中でエラーが表示されたり、止まったりしてしまうので2時間以上確保してから行いましょう。
初期化後のセットアップや再インストール、バックアップしたデータの移動などの初期設定にも1時間ほどかかる可能性があります。設定の内容や手順に慣れていない場合は、1時間以上かかるでしょう。
初期化前の準備~初期化処理の実行、初期化後の設定まですべてを一度に進める場合は、1日かかるケースもあるので、時間に余裕のある時に行いましょう。初期化処理を実行している間は、パソコンで初期化以外の作業を行えないので、仕事や学業などでパソコンを使わない日に行うことを推奨します。
7. 十分な空き容量があるか確認する
初期化を実行する際には、十分な空き容量を確保してから行う必要があります。空き容量を増やすために初期化を試す人も多いかと思いますが、実行前には初期化処理で使われる分の容量は確保しなければなりません。
空き容量が十分に確保できていない状態で初期化を行っても、作業中に「空き領域を増やしてからやり直してください。」と表示され、初期化処理が中断する可能性があります。
HP製品の場合は、ストレージセンサーで不要なファイルを削除することが可能で、実行すればコンピューターの空き容量が増えます。一時的に保存されたファイルや、ごみ箱の古いアイテム、使用していないフォルダー内のファイル(旧バージョンのファイル)など、不要なデータを消去できます。





(出典:https://support.hp.com/jp-ja/document/ish_3187012-3103742-16)
【HP】必要なデータのバックアップを取る方法
HP製のパソコン内に含まれている必要なデータを別の媒体に保存する方法をご紹介します。「バックアップを取りたいけどやり方がよくわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。バックアップを行う方法は、1つではなく下記の通り複数あります。
バックアップを行う前には、バックアップ用のデータを保存する機器を用意しましょう。機器は、バックアップしたいデータ量に対して、空き容量が十分に足りていなければなりません。
USBメモリや外付けハードディスクに保存する

外付けHDDは、大容量でコストパフォーマンスが高い点が最大の魅力です。外付けHDDなら莫大なデータ量を保持するパソコンでも、まるごとバックアップできます。
また、USBメモリーは持ち歩くために作られているので、保存できる容量も少なく、バックアップにはあまり適していません。
SSDは、HDDよりも耐久性が高く、高速通信が可能であるため、短期間のバックアップに適しています。「初期化実行後に、必要なデータのみPCに戻したい」と考えている方におすすめです。
バックアップ方法としては、HPのパソコンと、バックアップ先の機器を接続して、コピーするだけなので簡単です。
クラウドストレージを活用する

クラウドバックアップとは、クラウド上のストレージやサーバーに復元用のデータを保管することを指します。
ほかのバックアップ方法とは異なり、インターネット回線があれば、どこでも使える点が大きなメリットです。しかし、容量に制限があり、容量を増やすことでコストが発生する欠点もあります。クラウドバックアップの方法として下記が挙げられます。
- Google Drive
- One Drive
- Dropbox
Recovery Managerを利用する
HP Recovery Managerのデータバックアップ機能を使うこともできます。Windowsが起動しない状態でもプログラムを開始してデータのバックアップを行うことが可能です。
外付けデバイス (USB メモリキー、外付け USB ハードディスク、空のCD/DVD±R メディアなど)を用意してから、下記の手順に沿って操作を進めましょう。
「オプションの選択」画面が表示されたら、[トラブルシューティング] を選択



(出典:https://support.hp.com/jp-ja/document/c02044851)
HPのパソコンを初期化する方法
ここでは、HPのパソコンを初期化する方法を3つのパターン別に解説します。併せて、「BIOSを初期化する方法」もまとめているので、BIOSのエラーが生じている方も操作手順をご確認いただけます。
Windowsリカバリを使用して初期化する方法
Windowsを初期状態に戻す方法を解説します。Windows10/11の場合とWindows7/8の場合では、多少手順が異なるためそれぞれわけてまとめました。
Windows10/11の場合
ここでは、Windows10/11の場合の初期化方法を解説します。操作画面は、Windows 11のものを使用しますが、基本的にはWindows10も同様の手順で進められます。
ノートパソコンの場合は、必ずACアダプターを接続し、作業完了まで取り外さないようにしましょう。




ここでは「ローカル再インストール」を例に説明します。



※「次へ」を選択するとリカバリが開始され、PC 内のデータが削除されます。

ノート PC・タブレットの場合は、接続した AC アダプターを外さないでください。

(出典:https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/os-install/faq/11/)
正常に初期化が行われ、Windowsが起動し、初期セットアップの画面が表示されたら、画面の指示に沿って設定を進めましょう。
Windows7/8の場合
Windows7/8の場合は、「システム」→「回復」→「PC をリセットする」の順に進むのではなく、「PC設定」というボタンが表示されるので、「全般」をクリックし、「すべてを削除してWindowsを再インストールする」→「開始する」の順に進みます。
初期化が開始されたら、Windows10/11の手順とほとんど同じなので、『Windows10/11の場合』を確認しながら進めましょう。
システムの復元(F11)から行う方法
HPのパソコンが起動しない場合は、システムの復元から初期化処理を実行することができます。まずは、Windowsの回復環境を起動するために、電源を投入してすぐに「F11」キーを連打しましょう。





ここでは「ローカル再インストール」を例に説明します。

ここでは、「ファイルの削除のみ行う」を例に説明します。

※「初期状態に戻す」を選択するとリカバリが開始され、PC 内のデータが削除されます。


ノート PC・タブレットの場合は、接続した AC アダプターを外さないでください。

(出典:https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/os-install/faq/11/)
正常に初期化が行われ、Windowsが起動し、初期セットアップの画面が表示されたら、画面の指示に沿って設定を進めましょう。
BIOSを初期化する方法
「BIOS」を初期化すると、工場出荷時の設定に戻すことができます。BIOSに不具合が発生し、起動エラーが起きている場合は初期化を試してみましょう。
なお、BIOSの初期化は、ハードディスクを初期化するものではないので、保存したデータが削除されることはありません。


BIOSの初期化が完了したら、マザーボード内のハードウェアの状態をチェックし、CPUやメモリ、ストレージなどのハードウェアが正しく動作するか確認しましょう。
HPのパソコンを初期化する際の4つの注意点
HPのパソコンを初期化する際には、下記の4点に注意する必要があります。
1. 初期化した後はセキュリティソフトをインストールする
初期化を実行した後は、インストールしていたセキュリティソフトもリセットされるため、非常にウイルスに感染しやすい状態です。このタイミングに悪質なユーザーにより、個人情報などを盗まれて悪用されるリスクがあるので、速やかにセキュリティソフトを再インストールしましょう。
セキュリティソフトとは、パソコンをコンピューターウイルスや不正アクセスから守るためのアプリのことを指し、スパイウェアやネット詐欺など、あらゆる脅威からパソコンを保護することができます。
利用しているセキュリティソフトによっては、ログイン時にアカウント情報の入力が求められる可能性があります。
2. 初期化しているときに電源を落とさない
初期化を実行している最中に電源が落ちてしまうと、ハードディスクに大きな負荷がかかり、故障につながる恐れがあります。
十分に充電をしてから処理を開始しても、初期化時間が長引き、途中で電源が切れる可能性があるので、必ずACアダプターなどを接続したまま行いましょう。
また、タコ足配線を使用しており、ほかにも電力供給をしている機器が複数ある場合は、電力不足に陥る可能性があるため、なるべく壁のコンセントに直接差し込んでから初期化を行ってください。
3. 初期化でデータの完全消去はできない
パソコンを初期化しても、データを完全に消去することはできません。消えたように見えるだけで、特殊なツールを使用すれば復元できます。
そのため、パソコンを初期化後に廃棄や譲渡(人に譲る)、売却などを検討している場合は、データが盗み取られる可能性があるので注意が必要です。
- 銀行から、お金が引き出されていた
- ネット通販に登録していたカードで、勝手に買い物をされた
- 注文履歴から、自分の服のサイズや趣味嗜好を見られてしまった
- 子供の写真が、知らないところで拡散してしまった
- メールが漏れて、友人関係に影響が出てしまった
- 友達の住所等が漏れて、振込詐欺等の迷惑電話が大量にかかってくるようになった
- クラウドに預けた大事な情報を全て消されてしまった
データを完全に消去する方法としては、「データ消去ソフトを使う」「物理的に破壊する」「電磁消去を実行する」などが挙げられます。ただし、単純な物理破壊ではデータが残存している可能性があるので、(とくにSSDは残存している可能性が高いです。)専門の事業者に依頼した方が良いでしょう。
「リネットジャパン」では、データを削除できる「データ消去ソフト」を無料提供しています。有料オプションとして、「完全データ消去」+「証明書」の発行も可能です。データ消去後は、小型家電リサイクル法に基づき再資源化処理を行うので、安心して壊れたパソコンを手放すことができます。
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4. 初期化後にWindows Updateを実行する

(出典:https://support.hp.com/jp-ja/)
Windowsを安全に使うためには、Windows Updateを実行して最新の状態へと更新しなければなりません。更新プログラムのなかには、新たに見つかった攻撃からパソコンを守るためのセキュリティ対策もあります。
初期化実行後にWindowsのアップデート状況を確認し、更新が必要であればすぐに対応を進めましょう。Windows Updateという機能を使うことで簡単に最新バージョンへを適用できます。
下記では、Windows10の画面を使用して、操作の手順を紹介していますが、Windows11やWindows8、Windows7も基本的には同じ流れで更新することが可能です。






完了まで長時間がかかる場合があります。




(出典:https://support.hp.com/jp-ja)

【初期化不良】HPのパソコンが初期化できない場合の対処法
HP製のパソコンに初期化不良が起こり、スムーズに初期化処理が進まない場合は、容量不足か、セキュリティソフトの影響を受けていることが疑われます。
ここでは、HPのパソコンが初期化できない場合の対処法について解説するので、初期化エラーにお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
ドライブの容量不足
初期化前の保存データが多く、空き容量が不足している場合は、初期化が正常に行われません。「空き領域を増やしてからやり直してください。」などと表示されている場合は、ドライブの空き容量を確保してから実行しましょう。
不要なアプリケーションやソフト、データなどをあらかじめ削除しておけば、空き容量が増えて初期化を実行できる可能性があります。
セキュリティソフトの影響
セキュリティソフトのなかには、初期化処理を阻止する指示が加えられているものもあります。そのため、セキュリティソフトの影響を受けて、初期化が途中で中断される、あるいは初期化エラーが表示されるなどが起こることがあるのです。
一度、セキュリティソフトをアンインストールして、スムーズに初期化処理が行われるか確認してみましょう。
とくに「十分な空き容量があるのに初期化できない」「セキュリティソフトを利用している」という場合は、セキュリティソフトの影響を受けている可能性が高いです。
セキュリティ対策ツールのアンインストール方法を下記に詳しくまとめました。












(出典:https://f-security.jp/v6/support/faq/200343.html)
パソコンが再起動したら、セキュリティ対策ツールのアンインストールは完了です。再びセキュリティ対策ツールをインストールする場合は、「セキュリティ対策ツールをインストールする方法(security_setup)」をご確認ください。
【最終手段】HPパソコンの初期化ができない場合
『【初期化不良】HPのパソコンが初期化できない場合の対処法』を実践しても、HPのパソコンを初期化できない場合は、経年劣化による故障や、何らかの不具合が疑われます。
専門知識のある修理業者に依頼する、あるいは、新しいPCに買い替えた方が良い場合もあるので、最終手段としてご検討ください。
メーカ修理・修理業者に依頼をする
HPのパソコン本体はもちろんのこと、内蔵されているHDDや、マザーズボードなどの機器は有寿命部品であるため、長く使い続けていれば寿命を迎えてしまいます。
パソコン本体は故障していなくても、いずれかの部品が壊れてしまうと、正常に初期化処理が行われなくなるケースもあるのです。その場合は、部品の修理や交換が必要になるので、専門知識のある業者に依頼した方が良いでしょう。
なおHPは、標準保証として、「3年保証サービス(3年間ハードウェアオンサイト休日修理付翌日対応、3年間パーツ保証)」を実施しています。 オプションの「HP Care Pack」によって、保証期間を4〜5年に延長できるので、対象者は専用のWebフォームまたは電話で問い合わせてみてください。
また、大切なデータが保存されており、初期化エラーによってデータにアクセスできなくなった場合は、データ復旧サービスの利用を検討しましょう。
(出典:https://jp.ext.hp.com/workstations/support/)
買い替えを検討する
繰り返しになりますが、パソコン本体や、パソコンに内蔵されている機器は有寿命部品であるため、長く使用していれば寿命を迎えます。
HP公式ホームページ「有寿命部品および消耗品について」では、通常の温度や湿度などの環境で、1日に8時間以内、1か月に25日以内の通常の動作をしている場合、有寿命部品の平均寿命は5年と明記されています。
もちろん実際の寿命は、環境や使用方法、手入れなどによって異なり、5年以上持つケースもあります。内閣府が公表する『消費動向調査(令和5 (2023)年 12 月実施分)調査結果の要点』によると、PCの平均使用年数は7.7年であることから、購入後に5~7年以上経過している場合は、寿命と考えても良いかもしれません。
寿命を迎えたパソコンは、修理や部品交換が頻繁に必要になるため、買い替えを検討した方が安く済む場合もあります。
パソコンを廃棄する方法
パソコンには個人情報や金融情報が含まれているので、正しい知識のもとで処分しなければ情報漏えいなどのトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。そのため、HPのパソコンを廃棄したい場合は、データを完全に消去する必要があるのです。
パソコンのデータが盗まれると、個人情報や金融情報に加え、仕事に使ったことがある場合は、社内外の機密情報まで流出してしまう恐れがあります。
ハードディスクやSSDを破壊すれば、消去可能だと思われている方も多いですが、単純な物理破壊ではデータが残存している可能性があります。(とくにSSDは残存している可能性が高いです。)また、以下の危険を伴う可能性があるので、データ消去は専門業者に依頼することをおすすめします。
- 電子機器は有害物質が含まれている場合があるため、これらの物質が飛散し健康に影響する可能性がある
- 内蔵している電池等に傷がついた場合、発火等を伴い火災につながる恐れがある(近年、電池による火災が急増しています。)
なお、パソコンは殆どの自治体で、粗大ゴミ・不燃ゴミとしてそのまま捨てることができません。
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【無料】パソコンの廃棄はリネットジャパンがおすすめ

国の認定事業者である『リネットジャパン』では、政府機関や大企業など、高いセキュリティレベルが要求される組織で採用され、世界No.1シェアを誇るデータ消去ソフトウェア「Blancco」でデータ消去を実施しています。(※有料オプション)
データを消去したパソコンは、環境省・経済産業省が認定した工場で適正な処理が行われ、再資源化します。HPのパソコンに含まれた個人情報や金融情報も完全消去した上で廃棄できるため、安心してパソコンを手放せるでしょう。
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HPパソコンの初期化に関するよくある質問
ここでは、HP製のパソコンの初期化に関するよくある質問に対して、Q&A形式で回答します。下記の項目のなかで気になるものがあればぜひチェックしてみてください。
HPパソコンの初期化の仕方は?
HPパソコンの初期化の仕方は、「① スタートボタンをクリックし、設定を選択→② システムを選択→③ 回復を選択→④ PCをリセットを選択」の4ステップで完了します。
操作画面を見ながら初期化の作業を進めたい方は、『HPのパソコンを初期化する方法』をご確認ください。
HPパソコンを工場出荷時に戻す方法は?
HP製のパソコンを工場出荷時の状態に戻す方法は、下記のとおりです。
- スタートボタンをクリックして「設定」を開く
- 「更新とセキュリティ」をクリックする
- 「回復」をクリックする
- 「この PC を初期状態に戻す」の下にある「開始する」をクリックする
- 「すべて削除する」または「個人用ファイルを保持する」を選択する
- Windows の再インストール方法を選択する
- 現在の設定内容を確認し「次へ」をクリックする
- 内容を確認し「リセット」をクリックする
- Windows が起動し初期セットアップの画面が表示されたら、画面に沿って設定を進める
より詳しい手順を参考にしながら操作を進めたい方は、『HPのパソコンを初期化する方法』をご確認ください。
パソコンを完全に初期化するにはどうすればいい?
HP製のパソコンを完全に初期化する方法は、「① スタートボタンをクリックし、設定を選択→② システムを選択→③ 回復を選択→④ PCをリセットを選択」の4ステップです。
操作画面を見ながら初期化の作業を進めたい方は、『HPのパソコンを初期化する方法』をご確認ください。
HPノートパソコンを強制初期化する方法は?
HPノートパソコンから、周辺機器をすべて取り外して、コンピューターの電源を入れたらすぐにF11キーを連打します。「オプションの選択」の画面が表示されたらキーを離し、 「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」の順にクリックします。画面の指示に従って操作を進めることで、強制初期化が完了します。
まとめ
パソコンの動作が重たい・ウイルス感染の疑いがある・頻繁にフリーズする・空き容量が少ないという場合に、初期化を実行すれば解決する可能性があります。しかし、初期化を実行しても不具合やトラブルが改善されない場合、ハードウェアの故障やPC本体・内蔵機器の寿命が考えられます。
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